Brand New Bridge: カセットテープでよみがえるアーティストの面影

2011年12月14日水曜日

カセットテープでよみがえるアーティストの面影

かつては音楽を聴くメディアはカセットテープだった。

技術の進歩のスピードには本当に驚かされる。音楽メディアはカセットテープからCD、デジタルになって、いまやクラウドを使ったシステムに突き進んでいる。カセットテープが物置で埃をかぶっている今、あるアーティストがおもしろい使い道をみつけだした。ある日、古いクルマに乗っていた Erika Iris Simmons は Jimi Hendrix を録音したカセットテープを見つけた。このことで、カセットテープを使う創造的なアイディアが生まれたのだ。

Erika Iris Simmons はiri5として知られるフリーランスのアーティスト。彼女は一般的ではない素材を利用したスタイルに特化している。古本やカセットテープ、トランプ、雑誌、クレジットカード、リサイクル素材など、実際に手にすることができるものだ。彼女の創造的なアイディアには、有名なアーティストをカセットテープで創り出すことも含まれている。これらの作品は「Ghost in the Machine（機械の中の面影）」としてシリーズ化していて、Bob Dylan, Jimi Hendrix, Marilyn Monroe, Madonna, Bob Dylan, Robert DiNero, Paul Griffiths などの有名人やミュージシャンを描いている。

「ココロを持っていると感じられるような、ちょっと変わった、古い素材で仕事をするのは素晴らしいわ。私が使うほとんど全てのものは、あるときに捨てられたか、寄付されたものなの。まるで世界でもっとも素晴らしかったものが最盛期をすぎたみたいにね。」

彼女が古いカセットテープや巻きテープで生み出したものは本当に革新的だ。下に挙げる作品をぜひとも楽しんでいただきたい。