驚きの桟橋デザインコンペティション

街にはシンボルとなる建造物があることが多い。

アメリカフロリダ州のセント・ピーターズバーグには象徴的な桟橋がある。逆ピラミッド型の建造物を持つ、この桟橋は建設から40年近くが過ぎ、新たな形で生まれ変わろうとしている。この新しい桟橋建設のデザインコンペティションが最終段階を迎え、3つの案が残った。その驚くべきアイディアを紹介しよう。

まずは、ロスアンゼルスの Michael Maltzan Architecture による、「The Lens」。コストは4500万ドル以下。

次に、デンマークの Bjarke Ingels Group（BIG）による、「The Wave」。コストは約5000万ドル。

最後にオランダの West 8 Urban Design and Landscape Architecture による、「The People's Pier」。コストは約4400万ドル。

三者三様のデザイン提案となっているが、現在のところ、「The Wave」にかなりの注目が集まっているようだ。このコンペティションは現在、The St. Petersburg Museum of History において一般向けにデザイン提案の展示がされており、1月20日、政府関係者と建築やデザインの専門家による審査により、それぞれの順位が決められる。結果が市議会の決議と一致すればプロジェクトは推進するが、一致しない場合は選択方法のやり直しとなる可能性もあるという。

ちなみに現在の桟橋はこちら。