誰にでも、一度くらいは分厚い本を読んだ経験があるだろう。
カナダ、モントリオールのアーティスト、Guy Laramee
は多才で知られ、劇作家、監督、作曲家、歌手、彫刻家、画家、作家とさまざまな顔を持つ。そんな彼が取り組んでいる作品群が、本を使って芸術的な風景をこの世に創り出すというものだ。知識の象徴ともいえる、本をつかう彼の作品には「究極の知識は集積ではなく、減退である」という考えが根底にあるそうだ。
デザインは「余分なものを取り除くことだ」という人も多いが、今回の作品にも、近いコンセプトがあるのかもしれない。